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作品のバックナンバー(2009/3)

(六義園の木五倍子ー東京都文京区) (赤城山中腹の坐禅草ー群馬県富士見村)
花きぶし舞妓の見目が眼裏まなうら 坐禅せりいつも目蓋まぶたに坐禅草
房状の木五倍子(きぶし)の花は実の様に見えますが微風にも良く揺れます。京都の舞妓さんが綺麗な簪を挿し大きな下駄を履いてからんころんと歩いている姿が浮んできました。しかし最近は滅多にお目に掛かれませんので懐かしく感じました。日本独自の伝統文化がどんどん衰退して行くのは寂しい限りです。この事は国の衰退にもつながるそうです。 坐禅草は禅僧が坐禅をしている姿に似ていることから命名されたそうです。それにしても雪が融けると直ぐたくましく花を咲かせ、寒い中でも芯を真っ直ぐに伸ばし姿勢を正しくしているのには敬服です。寒い時の坐禅はつい姿勢が崩れがちになりますがその様な時には坐禅草を思い出して姿勢を正しています。尚、香りは決して良くないので近寄らずに見た方がよいです。

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