トップへ戻る
次の作品へはこちら  

作品のバックナンバー(2007/3)

(琴の演奏ー武蔵丘陵森林公園内にて) (六義園ー東京都文京区本駒込)
梅園に でて琴の音色かな 老梅の風下 に立ち深呼吸
武蔵丘陵森林公園(日本で最初に出来た国営の自然公園で野鳥や植物の宝庫)では毎年梅祭りが開催され、年により異なりますが琴や能、二胡、等があります。梅の原産は中国で、琴(筝)も元は中国で共に奈良時代に渡来したようです。そのせいか梅の香りと琴の音色とは良く調和し、古の世界に誘ってくれます。尚、今年も3月4日に琴が演奏(ヴァイオリンなどもあり)される予定です。 梅の老木は中が駄目になっても樹皮がしっかりしていれば立派に花を咲かせるので生命力を感じます。そして花は若樹よりも一足早く寒さの残る内に咲き、五角形を凛として保った花弁は尊厳と厳格さを感じさせます。この香りを吸うと不老長寿になれる様な気になります。六義園は権勢を欲しいままにした柳沢吉保の作庭ですがどの様な願いをこの梅に託したのでしょうか。

トップへ戻る  

Copyright (C) honma, All Rights Reserved.