トップへ戻る
次の作品へはこちら  

作品のバックナンバー(2019/12)

(大平山の枯薄−比企郡嵐山町) (仙元山の百庚申ー比企郡小川町)
遠き日の隠れん坊や枯薄(かれすすき) 日溜りに積る落葉や百庚申(ひゃくこうしん)
かつては暮しには欠かせない存在であった薄(茅=カヤとも言う)なので身近な所にも沢山の薄の草原がありました。枯薄の草原の中は陽も良く当り北風も遮ってくれるのでとても暖かく居心地が良く隠れん坊でじっと隠れているのには持って来いの場所でした。今でも枯薄の草原を見ると隠れん坊をしたくなります。 江戸時代に一般庶民にまで広まった庚申信仰ですが明治時代に禁止され庚申塔も大分少なくなり、現在では庚申塔がまとまって沢山あるのは大変貴重です。仙元山の百庚申は1860年12月の庚申日に造立され多くの信者が健康長寿などを祈願したようです。又、男女の出会いの場でもあったようです。百庚申を見ると昔の信仰の深さが伝わって来ます。

トップへ戻る  

Copyright (C) honma, All Rights Reserved.