作品のバックナンバー(比企氏ゆかりの地ーNO.9:河越館跡・妙本寺)
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(河越館跡内の常楽寺ー川越市上戸) |
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(妙本寺の方丈門ー鎌倉市大町) |
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柚香菊悲恋の香り放ちけり |
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水澄みし館のやうな妙本寺 |
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河越重頼(武蔵国河越館の武将で鎌倉幕府の御家人)の娘(郷御前)は畠山重忠(武蔵国菅谷館の武将で鎌倉幕府の御家人)と恋仲でしたが源頼朝の命でやむなく義経の正室になりました。しかし、頼朝により義経も重頼も滅ぼされてしまいました。郷御前(母親は河越尼で、比企の尼の娘ですが、河越館内にある常楽寺の墓碑には郷御前ではなく、京姫となっている)は河越館の周辺に咲く柚香菊が大好きだったそうで柚香菊を見ると当時の悲恋が連想されます。 |
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妙本寺は比企能員の六男比企能本(比企の乱の時は京都に居たが出家した)が、比企の乱で亡くなった比企一族の菩提を弔うために、比企氏の館跡を日蓮聖人に献上し、聖人が開山したもので、日蓮宗の本山にもなっています。妙本寺の三方は崖で、要塞となっており、方丈門は館の門のような形をしています。境内には日蓮聖人の大きな銅像があり、これと合い向かいに比企能員一族の墓所があります。何時も日蓮聖人が見守っているように見えます。この様な姿の寺は珍しいです。 |
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