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比企氏ゆかりの地ーNO.7はこちら  

作品のバックナンバー(比企氏ゆかりの地ーNO.6:息障院)

(息障院の参道ー比企郡吉見町御所) (息障院の無患子ー比企郡吉見町御所)
こぼれ咲く梅に( )な話しぶり 息障院無患子(むくろじ)の実を拾いけり
息障院は、現在では安楽寺から少し離れた場所になりますが当初はもっと安楽寺に近い所に、安楽寺の塔頭として建立された可能性があります。ですから息障院と安楽寺は共に源範頼の所領であったわけです。そのために、この地域の地名は御所となっており、この地名に相応しい雅な雰囲気を醸し出しております。「梅がこぼれる」は雅言葉になります。丁度、素敵な女性達が俳句手帳を片手にして訪れておりました。尚、山門には源範頼館跡と表示されております。 息障院には無患子があります。この果肉は砕いて水に溶かすと石鹸代わりになり、寺子屋を開いていた寺院ではよく植えられておりました。又、これからシャボン玉を作って遊ぶことも出来ます。種子は非常に硬いので珠数にしたり、羽子板の羽根の玉に使用します。比企の尼はこれらを作ったりして子供達と遊んだのかもしれません。そんな情景を思い浮かべるのも楽しいものです。息障院と比企氏との関係は「比企氏ゆかりの地ーNO.5安楽寺」をご参照下さい。

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