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作品のバックナンバー(2010/8)

(禅庭花ー富山県立山にて) (高原牧場ー秩父郡東秩父村)
禅庭花(ぜんていか)の花粉つきたる鼻の先 峰雲や牧歌( )のやうな牛の群
禅庭花(俗称は”日光キスゲ”と言われておりますがキスゲとは異なります。本来のキスゲは夕方に咲き標高の低い所の植物ですが禅庭花は高山植物です)をよく観察しようと思いましたがつい近づき過ぎて鼻に花粉が付いてしまいました。香りは殆どありませんでしたが厳しい自然環境で育つ高山植物を間近で見られ、心に浸みる美しさに感動しました。 高原の牧場にぽっかりと浮かんだ雲の峰がゆっくりと動いて行き、爽やかな風を受けながらのんびりと美味しそうな青々とした牧草を食んだり木陰で休んでいる牛のモ〜と言う鳴き声を聞いていると本当に長閑な感じになります。まるでアルプスホルンが聴こえてきそうな雰囲気がします。人間社会も牛達のようにの〜んびりと暮せる世の中になると良いのですが。

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