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作品のバックナンバー(2011/8)

(稲の花ー近在にて) (奥只見の大岩魚ー新潟県魚沼市)
飲食おんじきの授り足りて稲の花 岩魚釣り古希 の足腰鍛えけり
「飲食」は普通”いんしょく”と読みますがこれは漢読みで、仏教では呉読みの”おんじき”と言い、食べ物を大切にしたり感謝を含んだ表現になります。戦後の食料難の時代、私は小学1年生でしたが栄養失調で生命の危機に遭い、以来あまり丈夫ではなかったのですが皆様のお陰で古希を迎えられました。開拓当初は草も生えぬ痩地で肥料も乏しく立派な稲の花(陸稲でした)を殆ど見ませんでした。記録によると蒔いた種の量よりも収穫量が少なかった時もありました。稲の花は非常に小さく目立ちませんがくしくも咲くのは私の誕生月と同じです。 岩魚釣りを始めて40年以上経ちますが若い頃は大きな滝や堰堤越えなどハードで危険な所へも行きましたが最近では足腰も弱って来たのでもっぱら安全地帯のみですがそれでも滑ったりすると踏ん張りが利かなくなり、竿を折ったり打撲したりで周囲からはもうそろそろ止めたらと言われております。当初は65才位迄かなーと思っておりましたが今月で古希になります。もう少し続けられるようにウォーキングや山で足腰を鍛えております。写真は釣りを始めて間もない頃42pの大岩魚を釣った時のものでこれ以来病み付きになり今日まで続いておりますがその後これを超えた大物は釣れておりません。

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