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作品のバックナンバー(2009/4)

(日本の音風景百選の"時の鐘"ー川越市) (西平のお花畑ー比企郡ときがわ町)
のどけさや小江戸の街に響き 散歩道とりどりの遠霞
川越は江戸時代、江戸と上州を結ぶ要衝の地で城下町として栄えたことから小江戸とも言われていました。又、蔵造りの街とも言われており、白壁のものは江戸時代に造られ、明治の大火にも耐えたものですが黒壁は大火後のものです。蔵以外にも昔の面影を随所に残しており、現代の時間間隔と異なるゴ〜ンと言う時の鐘をの〜んびりと聴きながら団子でも食べていると人間の本来のリズムを取り戻せた感覚になります。それと、鐘の音は聴く人全てに悟りを開かせる功徳があると言われています。 散歩に出掛けると思いがけない景色に出会う事があります。今までは荒れた耕作放棄地でしたが何時の間にかお花畑に変っていたりします。毎年異なる花が咲く所もあり見学者で賑わっており活気があります。しかし、このような所は極僅かで大半は放置されて荒れたままで、その広さは埼玉県の面積に匹敵するそうです。将来は地球規模での食料難が囁かれている昨今、又、未曾有の不況にある現在ですが国土のあり方を見直す絶好の機会だと思います。

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