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作品のバックナンバー(2023/07)

(駒繋ー近在にて) (古代蓮ー行田市)
駒繋(こまつなぎ)力一杯引きてみぬ 無量寿(むりょうじゅ)の権化のやうな古代蓮
昔は駒繋に馬を繋いだのでこの植物名になったようです。茎は細いのでそんなに丈夫なのかと思い、私が引っ張ってみましたがビクともしませんでした。根もしっかりと張っていました。駒繋に限りませんが昔の人は限られた自然の資源を有効利用したが現代では消費社会となっており、何れは見直す時期が来るような気がします。
行田市の古代蓮は古いもので約3000年前に出来た種子が現在に蘇って、美しく何かを語り掛けるように咲き誇っております。まるで、寿命が無限な阿弥陀仏が生きた姿で現れているように見えます。仏像の阿弥陀仏は蓮華の形をした蓮台に坐っておりますが古代蓮そのものが阿弥陀仏のような気がします。

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