トップへ戻る
次の作品へはこちら  

作品のバックナンバー(2018/09)

(柴又帝釈天ー葛飾区柴又) (蕎麦の花と水車ー長野県大町市美麻)
名月や帝釈天の言い伝え 蕎麦の花水車静かに稼働待つ
帝釈天(仏法の守護神)は「今昔物語」の「月兎伝説」に出て来ます。月面に兎が見えるのは、変身した帝釈天(飢えた姿の旅の老人)を兎が助けようとして我が身を焼いて食べて欲しいと火の中に飛込んだがその時の姿を帝釈天が月面に刻んだとの伝説です。又、月面の雲の形は焼いた時の煙だそうです。十五夜に柴又帝釈天に訪れて門前通りの団子(十五夜には団子をお供えします)を食べながら月を眺めるのも趣きがあります。 蕎麦畑の脇に水車が有り、蕎麦刈が終わったら何時でも直ぐ稼働出来るように整備・掃除されておりました。水車は挽く速度が非常にゆっくりなので熱の発生が殆ど無く新蕎麦の風味を殆ど損ないません。又、美麻は標高800m以上の高原なので尚更です。直ぐ近くにお蕎麦屋さんもあり、刈り立て(刈ってから乾燥します)、挽き立て、打ち立て、茹で立て、の新蕎麦を早く食べたくなります。更に水車の音を聞きながらだったら最高です。

トップへ戻る  

Copyright (C) honma, All Rights Reserved.