写俳展　バックナンバー

作品のバックナンバー(2017/01)


（高尾山薬王院の寒行僧ー八王子市）		（枯芙蓉ー近在にて）

	寒行の山伏法螺の鳴り渡る		侘び寂びを醸し出したる枯芙蓉
	昔は近在でも毎年、寒行僧を見かけましたが最近では修験道の霊山へでも行かないと駄目です。幸いにも高尾山への初詣の折に偶然にも見ることが出来ました。寒行は厳しい修行の一つで、見るだけでも身が引き締まる思いがしますが功徳も授かるそうです。		芙蓉は枯れると実が弾け、その殻の姿かたちは水墨画を見ているような感じでとても趣きがあり、しかも長い期間変わらずにそれを保っております。花は美しいのですが一日花で儚いのてその分、殻に花の余韻を何時までも残すようにしたのかもしれません。