トップへ戻る
次の作品へはこちら  

作品のバックナンバー(2015/05)

(忍冬ー近在にて) (秩父高原牧場のポピー畑ー秩父郡皆野町三沢)
一花得て香も蜜も愛ず忍冬(すいかずら) 天上に園ありと見ゆ雲雀(ひばり)鳴く
忍冬は難しい読み方ですが花の蜜を吸ったことからスイカズラと名付けられたそうです。甘くて香りもとても良いので大好きで、沢山咲いているので一花頂いて散歩しながら蜜を吸ったり香りを嗅いて楽しみますが散歩が終わる頃には丁度萎れてしまいます。又、花は最初、白色ですが徐々に黄色に変わるので”金銀花”とも呼ばれており綺麗です。尚、漢字の"忍冬"は冬でも葉が枯れないのでこの文字が当てられたようです。 雲雀が天空でホバリングしながら鳴いている情景は長閑で気持ちがゆったりとします。ましてや春は歌を口づさみたくなる季節。お花畑で鳴いていると思わず、マスカーニ作曲の歌劇「カブァレリアルスティカーナ」の”開幕の合唱”が浮かんで来ました。この中で”Lerchen durchjubelnden blühenden Hain”(歌詞訳=雲雀は花の中に歌う)と歌っている一節があり大好きな曲で私が所属している合唱団でも歌ったことがあります。

トップへ戻る  

Copyright (C) honma, All Rights Reserved.