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作品のバックナンバー(2014/12)

(枯欅ー深谷市畠山) (九谷焼の香炉ー自宅にて)
古民家の枯れ尽したる大欅 姉の忌に香を焚ひたる師走かな
欅(けやき)は非常に硬くてしかも丈夫なので昔はこれで臼を作り各自宅での餅つきでしたが今では機械になってしまいました。このため欅も殆ど伐られてしまいましたが古民家には巨木となった欅をたまに見かけます。冬になると落葉するので遠くからでも独特の枝振りが目立ち、古民家が何所にあるかの目印にもなります。 我が家を新築(38年前)した際、姉からのお祝いが写真の香炉でした。それまではまったく香には知識も興味もありませんでしたがそれ以来好きになってしまい、いくつかの香炉も購入して今でも香を楽しんでおります。幸いにも近所に香道を嗜んでおられる方が来られ、何かと話が弾みます。姉は15年前に亡くなりましたが忌月にはこの香炉で焚き、姉を偲びます。

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