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作品のバックナンバー(2014/5)

(嵐山渓谷の水木の花ー比企郡嵐山町) (鈴蘭ー近在にて)
命の水吸上げ水木咲きにけり 鈴蘭に風渡るとき耳立てる
水木は大木になり、花が咲くころは水を沢山吸上げることからこの樹木名になりました。大木に耳を当てると吸上げる音が聞こえます。水木の花は上向きに咲くので下からでは殆ど見られませんが昨年、高台にある病院の病室から、丁度点滴中でしたが水木の花が見えました。吸上げる音が聞こえて来るような気がして生命力を頂きました。 鈴蘭は花も葉も清々しく清楚に感じられ又、キリスト教では聖母マリアの花とされております。初夏の爽やかな風に揺れていると何となく微かに巡礼の鈴の音のように聞こえたり、聖母マリアが語りかけてくれているようにも聞こえて来る気がしてしまいます。思わず耳に手を当てて暫く耳を澄ましていました。

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