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作品のバックナンバー(2010/7)

(熊野の雲海ー和歌山県新宮市志古) (熊野の虹ー和歌山県新宮市志古)
雲海や浄土の国に踏み入りぬ 熊野三山神の渡るか虹の橋
雲海は下界を全て覆い隠してしまい、しかも生きているように絶え間なく自由に動くので荘厳で神聖さを感じます。見ていると自我を忘れ煩悩が祓われた境地になり、まるで孫悟空のように自在に雲に乗っている錯覚に陥ってしまいます。まさしく苦の無い極楽浄土の国に入り込んだ気持ちになります。 熊野は三山(那智、新宮、本宮)をはじめ、神々が沢山在すと言われており、神仏の力により生命が甦る聖地とみなされておりました。又、三千六百峯と言われる奥深い山々が連なり、神々はこれらに掛る虹を渡って往き来をしているように思えてとても神秘的であり色も非常に鮮やかです。まるで神々が渡る神橋のようです。

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