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作品のバックナンバー(2010/9)

(正法寺の仁王尊ー東松山市高坂) (栂池自然園の鳥兜ー長野県小谷村)
名月や双眸(そうぼう)ひかる仁王尊 鳥兜(とりかぶと)白馬の風が花揺らす
中秋の名月の時の月明かりは夜とは思えない程の明るさがあり、此れに照らされた仁王様(執金剛神のことでお釈迦様の護身役を務める神)の大きな目はまるで生きている様に輝きます。まさしく悪を断ち切り悟りへ至らしめる形相に見えます。尚、今年の中秋の名月は9月22日です。 鳥兜の毒は有名ですが花や花粉にまで有るそうです。しかし、この毒も減毒処理を行い容量を間違わなければ(但し、自生地等により毒の濃度が異なるので難しい)不老長寿の秘薬になるようです。花も何となく不気味な色に見えて普段では近付くのに気が引けますが白馬高原の爽やかな風に戦いでいるのを見ると逆に秘薬にしたくなります。

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