写俳展　バックナンバー

作品のバックナンバー(2010/６)


（蛍袋ー秩父郡東秩父村にて）		（桑の実ー近在にて）

	雨あとの蛍袋に夕日射す		桑の実や口を汚せし幼き日
	夕立の後すぐ夕日が射し、鬱蒼とした木立の中に咲いていた蛍袋にも未だ雨粒が着いておりましたが木洩れ日が丁度当り蛍袋が一段と明るく見えてとても幻想的な光景でした。自然は同じものでも状況により見え方が変わるので本当に素晴らしいです。		最近では養蚕を殆ど行っていないので桑の木をあまり見かけませんが昔は何処にでもありました。又、食糧不足の時代でもあったので子供の頃は桑の実をよく食べました。柔らかくて甘いので大好きでしたが汁で口や服などを汚してしまい親によく叱られたものでした。