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作品のバックナンバー(2007/11)

(烏瓜ー近在にて) (正法寺の大銀杏ー東松山市高坂)
夕日照る天より下がり烏瓜からすうり 空覆う銀杏黄葉いちょうもみじや観音堂
烏が好むので烏瓜となったようですが葉が枯れると細い蔓は殆ど目立ちません。しかし、真っ赤な実に夕日が照ると益々輝きを増して珠玉のように見えます。花は白く真夏の夜に網を広げた様に怪しげに咲きますが実も何となく怪しげなところがあり神秘的で引き付けられます。まるで天から降って来た宝物のようです。 正法寺は岩殿観音とも言われ坂東札所10番になっているので巡礼者も多い。境内には樹齢700年と推定される大銀杏(雄)があり、お札が沢山結び付けられております。又、銀杏は”乳の樹”(チチノキ:古語で秩父の語源にも)とも言われ願掛けすると母乳が良く出るとの事で昔はお寺によく植えられたようです。

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