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作品のバックナンバー(2014/3)

(霊山院の牡丹の芽ー比企郡ときがわ町) (息子宅の紀州梅ー和歌山県新宮市)
入定の霊さながらに牡丹の芽 紀州梅五弁に託す明日のこと
霊山院(りょうぜんいん)は、近くにある慈光寺(国宝があり坂東札所九番)の塔頭として後鳥羽天皇の勅命により1197年に創建された由緒ある関東最古の禅窟です。しかし明治政府の廃仏毀釈により強制的に没収され、仏法を守る為にこれに抗議して第38世住職の叔山(しゅくざん)和尚が生入定(いきにゅうじょう:即身仏になること)し、その塔所(たっしょ:塚)が牡丹に囲まれて在します。牡丹の芽は炎のような形で色も妖しげに見え、入定僧の霊が乗り移って魂が燃えているようにも感じます。 和歌山県は梅に適した気候と土地なのか、生産量と品質共に日本一と言われ、花も一際美しく見えます。息子宅の庭隅に大きな梅の木があり、花の写真を撮って送ってくれたので自家製の美味しい梅干しが沢山出来るように花にお願いしました。私は梅干しが大好きなので届けてくれます。又、丁度写真を撮ったころ(数年前)息子は失業中だったので梅が実る頃までには再就職が決まって欲しいとお願いしました。梅の花は西郷隆盛が”耐雪梅花麗”と詠み又、五弁で凛として品位もあるので心の支えにもなります。

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