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作品のバックナンバー(2014/1)

(竹の花籠ー自宅にて) (田長谷の崖氷柱ー和歌山県新宮市)
根曲りの竹の花籠(  )雪積る (さめ)の歯の如くに光り崖氷柱
ご近所の竹細工職人よりお聞きしたのですが竹は、より寒い地方のものを真冬に伐ったものが硬くて丈夫で品質が良いとのことです。その中でも特に雪深い山の斜面で雪の重みにより根元部分が曲がったものが最高だそうです。しかし現在は安い輸入品に押され、国内の竹細工職人も激減してしまい本物が非常に少なくなったようです。職人さんの苦労が偲ばれます。 氷柱は屋根の軒下や滝、崖など色々なところに出来、形も同じものは無く天然の芸術品だと思います。気象条件によっても地方の特徴が表れます。昼間でも殆ど解けないような寒い地方ではどんどん成長して壁のようになるものもありますが紀伊半島は降水量が多いので崖からしみ出る清水の量も比較的多く透明度も高いので透き通った綺麗な氷柱が出来ます。又、昼間はそれほど低温ではないので鋭く先の尖った1本々の長い崖氷柱になるようです。

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