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作品のバックナンバー(2006/6)

(慈光寺の著莪−比企郡ときがわ町) (能護寺−熊谷市妻沼)
良寛の心経書碑や著莪しゃがの花 雨上がり紫陽花あじさい寺の楼高し
良寛は清貧を旨とし、一生を草庵の侘び住いで過ごした僧侶でしたが書家でもあり、書法により悟道に達したとも言われております。著莪は日陰を好みますが白く清楚で気品のある花は辺りを明るく照らし、まさに良寛の化身の様です。慈光寺には良寛が写経した般若心経の書碑が有り、おもわず手を合わせてしまいます。 梅雨にしっとりと濡れた紫陽花は重みで背が低くなるので鐘楼がより一層高く重々しく見えます。紫陽花の中にぽっかりと浮かんだ鐘楼はいかにも紫陽花に支えられている様に見え、紫陽花と鐘楼とが一体となり、鐘の音も七色に聞こえて来そうです。能護寺には120種類の紫陽花があり、とても見事です。

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