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作品のバックナンバー(2011/9)

(戸隠奥社の杉並木ー長野県長野市) (宗悟寺の閼伽井と釣瓶ー東松山市大谷)
戸隠や の流るゝ杉並木 閼伽水あかみず釣瓶つるべで汲みて秋彼岸
戸隠神社奥社の杉並木は樹齢400年くらい(江戸時代初期に植えられた)で戸隠神社の象徴とも言われており又、長野県の天然記念物にもなっております。特に戸隠は霧下蕎麦(美味しい蕎麦の代名詞)の名を生む程霧が多く、霧に霞む杉並木は非常に幻想的で神秘的になり別世界に踏込んだ様になります。日本で最も美しい杉並木だと評する方もおられるくらいです。 今ではお寺の殆どが水道水による閼伽水(仏様に供える水)となり閼伽井(閼伽水用の井戸)は殆ど見掛けません。ましてや釣瓶は尚更です。秋は水澄む頃でもあり井戸水を釣瓶で心を込めて閼伽水にすると心も洗われ仏様も喜んでくれる様な気になります。尚、宗悟寺には鎌倉二代将軍源頼家公の位牌があり、これは側室の若狭の局(比企能員氏の娘)が持帰ったとされるもので他に比企一族の顕彰碑もあり一般の人でも墓参可能なので散歩がてらによく寄ります。

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