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作品のバックナンバー(2012/2)

(猫柳ー近在にて) (金縷梅ー近在にて)
猫柳光抱きし(  )かな 枝引きて見る金縷梅(まんさく)の子細かな
二月は立春を迎えますが未だ々寒いです。しかし猫柳は早春の光の僅かな温もりを敏感に感じ取って花穂にせっせと溜め込んでいるように思えます。まるで真綿のようにふっくらと暖かくきらきら輝いています。草木が芽吹く春の足音が微かに聞こえて来るように感じます。 金縷梅の花は見れば見るほど不思議な花だと思います。どうして神様はこのような奇妙な形にしたのか聞きたい気持になります。花弁は紙を細く切って捩ったような形で、何かを占っている怪しげな姿にも見えます。踊子の手足のように見える人もいるそうです。でも葉が出る前に沢山咲くので一際目立ち、とても綺麗です。

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