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作品のバックナンバー(2007/8)

(法師蝉ー自宅近くにて) (永福寺坐禅会ー東松山市市ノ川)
窓開けて風に乗りくる法師蝉  禅寺の坐禅静かに法師蝉 
暦の上では立秋(8月7日頃)になってもまだまだ残暑が厳しく暑さの真っ盛りです。しかし蝉の中でも最後に鳴く法師蝉を聴くと秋がそこまで来ている感じになります。窓を開け風と共に鳴き声を聴くと心なしか初秋の涼しさが感じられ、暑さの我慢もあと僅かだとの気になります。最近、我が家の近くには法師蝉が多くなった様な気がします。庭では空蝉を初めて見ました。開発などで棲家を追われ逃げて来たのかなー。近くで山林の大規模な開発がありました。 坐禅の静けさの中に法師蝉の鳴き声が響き亘ると生命の一瞬を感じます。蝉は地上に出てから僅か1週間の命であり、来週にはもう同じ声は聴く事が出来ません。特に法師蝉は一匹ずつ順番に鳴く(他の蝉は一斉に鳴く)ので尚更です。禅の教えの中に”今のこの一瞬にこそ生がある”とのお言葉があり、正しくこれを実感します。永福寺坐禅会は毎週日曜日の朝7時より約1時間程ですのでお気軽にお越し下さい。

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