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作品のバックナンバー(2022/10)

(弘法の願い水ー東松山市葛袋) (柿落葉ー近在にて)
「弘法の願い水」うけ稲稔る 柿落葉絵画のごとく並べをり
東松山市葛袋に「弘法の願い水」と伝わる所に弘法大師の石像と石碑があります。この由来は昔、岩殿観音へ行く途中の薬売りが、この地で日照りにあい喉が渇いてこまっている時に、旅をしている弘法大師が通りかかりました。大師がお経を唱え、錫杖を草むらに突き刺すとそこから突然、清水が沢山湧き出したので薬売りはこれで喉を潤しました。その後、この清水のお陰で村人が大変助かったので、この清水を「弘法の願い水」と呼んで村人が代々大事に守って来たそうです。
散ったばかりの柿の葉は瑞々しく、しかも多彩な色と模様、形が織りなし、しかも一枚ごとにこれらが皆異なりますのでとても趣きがあります。色々な形に作ってみたり、1枚毎に並べる順序を変えてみたりと、とても楽しく飽きません。虫食いの有る落葉も自然の証でこれも趣きがあります。しかし散ってから何日か経つと色褪せてしまい、ほんの僅かな一時の楽しみです。 前夜に散った翌朝の露が付いている時までが最高に美しいです。 

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