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作品のバックナンバー(2019/02)

(法恩寺の孟宗竹ー入間郡越生町) (梅の花ー近在にて)
忍辱と言ふべし北風の中の孟宗竹 点滴のぽたりぽたりや春来たる
北風が一番強いのは2月とされております。この風を受けて孟宗竹が唸りながら撓っておりましたがそれでも折れずに頑張っている姿は六波羅蜜の一つである忍辱を実践しているように思われました。力強さと生命力を感じ、お寺にもとても似合います。 今から丁度10年前になりますが手術のために2月始めに入院しましたがその折に作った句です。初めての入院でしたが点滴の一滴々が命をつないでいるのを実感しました。退院の頃には梅の香りが病院まで漂って来ました。春を迎えられた喜びを感じました。

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