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作品のバックナンバー(2015/10)

(柚香菊ー近在にて) (越後川口付近の信濃川ー新潟県長岡市)
柚香菊(ゆうがぎく)悲恋の香り放ちけり 稲筵いなむしろ縫ひ滔々とうとうと信濃川
河越重頼(武蔵国河越館の武将で鎌倉幕府の御家人)の娘(郷御前)は畠山重忠(武蔵国菅谷館の武将で鎌倉幕府の御家人)と恋仲でしたが源頼朝の命でやむなく義経の正室になりました。しかし、頼朝により義経も重頼も滅ぼされてしまいました。郷御前は河越館(東武東上線霞が関駅の近く)の周辺に咲く柚香菊(野菊の一種)が大好きだったそうで柚香菊を見ると当時の悲恋が連想されます。 新潟平野は穀倉地帯なので秋になると黄金色した稲田が遠くまで果てしなく連なっており、この中を夕日に映えた大河の信濃川が滔々と流れている光景は心をゆったりさせ平和を感じます。米余りの昨今ですが先人達の苦労の結果で今の豊作がもたらされたのであり又、自給率の確保からも日本の米は貴重です。是非今後も残して欲しいと思います。

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